そうりゅう型潜水艦8番艦SS508せきりゅうの引き渡し式前を撮影するため、神戸ベイクルーズ株式会社が運航する神戸ベイクルーズを利用しました o(・ω・o)=з=з
通算4回目となる神戸ベイクルーズですが、皆様に神戸港の魅力と感動をお届けしますので、宜しくお願い致します(≧ω≦)b
また、川崎重工神戸工場-三菱重工神戸工場は動画もありますので、少しでも雰囲気を共有できれば幸いです。

乗船したのは神戸港中突堤1番乗り場から運行している10:45AM発のRoyal Princess(ロイヤル・プリンス)です^^
先にも記した通り今回で通算4回目ですが、乗船したのは全てRoyal Princess(ロイヤル・プリンス)になります(涙)
Royal Princess(ロイヤル・プリンス)は関西最大級の豪華遊覧船で、中央に2階席へと続く階段があり、遊覧船とは思えない豪華な造りになっています。
そのおかげで、ゆったり広々とした船内で神戸港を満喫することができました(*´▽`*)
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■諸表
総トン数:414t
乗船定員:500名
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神戸港のランドマークとなっている、高さ108mの神戸ポートタワーです^^
和楽器の 鼓を長くしたような双曲面構造の美しい外観と独特のパイプ構造を持ち、その優美さから一部では「鉄塔の美女」と呼ばれています(初耳)
昼はそびえ立つ「赤」のアクセント、夜は7040個のLED照明による多彩なイルミネーションのライトアップで神戸の街を彩ります。
と、ここまでは綺麗な表現でまとめましたが、私にはは1910年3月1日より就役したUSS BB26 South Carolina(サウスカロライナ)級戦艦より採用された籠型マストにしか見えません(笑)

皆様にはどのように映りますでしょうか?(笑)

乗船前にブロ友の「滋賀海軍」さんと「Hisa」さんと合流し、無事に川崎重工神戸工場、三菱重工神戸工場を写すことができる右舷側に陣取ることができました(≧ω≦)b
今回は「せきりゅう」引き渡し前と県外からの修学旅行生が乗船していて、乗船が遅れていたら、上記ベストポジションは確保できなかったかと思われますm(_ _)m
※勿論、要所で他の撮影者の方と場所を交換したり、譲ったりをしております。
それでは、出港してからの様子をお送りしますので、動画と共にお願いします^^♪
Youtubeには昨日投稿しており、早速ブロ友の「くじら座元帥」閣下よりコメントを頂いておりました(笑)
まだ再生回数、チャンネル登録が少ない中、ありがとうございますm(_ _)m

神戸ベイクルーズで神戸ハーバーランド後にお目に掛ることができるのは、川崎重工神戸工場最北端に位置している[北浜]です。
が、写真の通りここには何もいませんでした"(-""-)"
川﨑重工神戸工場は1886年の操業開始以来130年の間、川崎重工における船舶建造及び修理の他、舶用ディーゼル機関及び蒸気タービン機関の舶用機器製造事業の重要拠点です。
神戸造船工場には基本設計部門、潜水艦の設計部門があり最新技術の研究開発や将来船舶の基本設計を行っています。

続いて[第4乾ドック(ドライドック)]の前を過ぎます o(・ω・o)=з=з
が、こちらも潜水艦は入渠しておりませんでした。。。

ドックではない、窪みとなっている部分です。
隣には第3実験室と呼ばれる建屋が置かれています。

続いて見えてきたのは、2013年に閉鎖された[第1乾ドック(ドライドック)跡地]です。
1902年から使用されてきましたが、1995年の阪神・淡路大震災で大きな被害を受けて使用を中止していました。
その後も老朽化による損壊部分や漏水部分の拡大が続いて危険度が増したため、維持管理が困難との判断に至ったようです。
現在は「近代化産業遺産」に認定され、111年の歴史に幕を閉じています。

[第1乾ドック(ドライドック)跡地]の次に気になったのは、写真右側にある派手な船体色のフネです^^
「この派手なフネは何かなー?」と思っていたところ、Youtubeでのくじら座元帥閣下のコメントにより「セブンアイランド虹」と発覚しました(苦笑)
「セブンアイランド虹」は東海汽船株式会社が運航していた高速ジェット船で、半没翼船でなく、全没翼型水中翼を採用していたのが特徴です。


続いて、5BK組み立て工場を過ぎ、[第5船台]と[第1船台]、[第4船台]の前に来ました o(・ω・o)=з=з
が、こちらにも潜水艦の姿はなし。。。
これは三菱重工神戸工場に期待か(*´▽`*)
ちなみに、川﨑重工神戸工場が所有するドックは下記の通りです。
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■Building Berth(船台)
No.1 全長:127m 幅:15.4m
No.4 全長:281m 幅:46.4m
No.5 全長- 幅-
No.7 全長- 幅-
■Dry Dock(乾ドック)
No.1 ※2013年閉鎖
No.4 全長:215m 幅:33.5m
■Floating Dock(修理ドック?)
No.2 全長:113m 幅:20.0m
No.3 全長:250m 幅:43.2m
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[塗装工場]の前には台船と日東タグ株式会社が所有する曳船(タグ・ボート)の「鳳光丸」が停泊していました。
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■諸表
竣工:2012年12月
総トン数:173t
全長:33.3m
速力:-
定格出力:-
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この曳船(タグ・ボート)が後々厄介な存在になると、誰が予想したでしょうか(苦笑)

続いて[第7船台]の前を過ぎます o(・ω・o)=з=з
ここまで来ても、まだ潜水艦の姿を確認できておりません(苦笑)
今年はKHI製の潜水艦の整備ではない年のようです"(-""-)"

こちらは[第3・4・5・6工場、管工場]が入っている建屋になります。
何も入っていない姿を見るのは初めてです(*´▽`*)

ようやくフネを見ることができました(笑)
こちらは[南浜]にて艤装を施されていたLPG運搬船の「PYXIS ALFA」です。
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■諸表
全長:230.0m
幅:37.2m
深さ:21.0m
総トン数:47,300t
載貨重量トン数:約53,677t
主機関:川崎-MANB&W 7S60ME-C8.2×1基
連続最大出力:13,100KW×89回転/分
定員:29名
船籍:シンガポール
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また、川崎重工のHPによると、「PYXIS ALFA」は下記の特徴がある模様です。
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■特徴
1.この船には、川崎重工が開発した船首形状(Sea-Arrow)を採用し、船が航走する際に船首部に発生する波を極限まで減少させ、推進性能の大幅な向上を図っています。
2.主機関には、省燃費型の電子制御式超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関を採用し、さらにプロペラ周りにカワサキフィン付ラダーバルブならびにコントラフィン付セミダクトを装備することにより、燃料消費量の低減を図っています。
3.低温で液化された石油ガスを積むため、低温収縮を吸収できる防熱された独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。
4.貨物タンクには、-46℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材を使用し、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱を施しています。
5.本船は、新パナマ運河の規則に対応した船型・設備を有しています。
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そして、[南浜]の奥まで見えるようになると。。。

[南浜]の西側にある[西浜]にはこの日川崎重工→海上自衛隊へ引き渡される、SS508せきりゅうが出船の状態で停泊していました。
この後兵庫突堤でご一緒したミリオタさんによると、数日前に入船から出船に配置換えを行ったとのことです。
「せきりゅう」は、2009年に三菱重工→海自へ引き渡された1番艦の「そうりゅう」から新装備へ変更・追加が行われています。
判明している限りでは、ソナーを改良型の「ZQQ-7B」に変更し、高速通信が可能な新型通信衛星に対応した「Xバンド衛星通信装置」を搭載、また「潜水艦魚雷防御システム」(Torpedo Counter Measures:TCM)も搭載しています。
このアングルの時には最前列のミリオタさんは周りの方に配慮されていて、見ていて気持ちが良かったです^^♪

写真右側から[西浜]に停泊している「せきりゅう」、[第3浮ドック]、[第2浮ドック]が写っています^^v
[第2浮ドック]の内部を見ることはできませんでしたが、中にはおやしお型・そうりゅう型いずれかの潜水艦が修繕されているようでした。
上記を撮影して、川﨑重工神戸工場を後にします o(・ω・o)=з=з

川﨑重工神戸工場の後に遊覧船の航路で見ることができたのは、兵庫突堤です。
潜水艦の引き渡しを撮影する方は、大体が兵庫突堤か神戸ベイクルーズ、和田岬、ポートアイランドに集まることになります。
上記写真では、この後合流したミリオタさんが手を振ってくれました(*´▽`*)

続いて、三菱重工神戸工場を見て参ります(`・ω・´)ゝ
上記にレンズ表面に付いたゴミが写っていますが、大事な写真ではないので気にしてはいけません(苦笑)

まずは広角レンズで工場全体を俯瞰します^^♪
気になるものがあったので、ズームしてみると。。。

建造中の潜水艦の胴体(゜Д゜)!?
と思った方は多いでしょうが、いくら平和ボケしている日本でもここまで大っぴらにはしていないでしょう(笑)
何かは不明ですが、採掘用の何かだと思われます"(-""-)"

レンズを広角気味にして、そのまま東側を覗きます^^
青いシートの左側には。。。

いました(≧ω≦)b
吸音タイルの数やセイルの付け根を見ると、そうりゅう型潜水艦のようです^^♪
その隣には。。。

そうりゅう型潜水艦が艦尾をこちらに向けていました(*´▽`*)
アップしていいか迷ったのですが、知り合いの隊員さん曰く、大したものは写っていないとのことだったので、掲載します^^♪
※自粛の要請がありましたら、この辺りの写真は削除又は塗り潰します。

この辺りになると、Royal Princess(ロイヤル・プリンス)は比較的ゆっくりと進んでくれました(*´▽`*)



三菱重工神戸工場の岸壁名やバース名も把握しておりますが、手元の資料にないので後程更新しておきます"(-""-)"
こちらの岸壁に停泊していたのは、2016年10月12日に進水したばかりのSS509せいりゅうでした^^v
セイル頂部からはシュノーケルが伸びていました。
進水式後の鞍替えの様子をブロ友の「すーさん」(さん)が撮影しておりますので、下記にURLを貼っておきます(`・ω・´)ゝ

先程艦尾が見えていたそうりゅう型潜水艦です。
黒字に赤のスリーダイヤは目立ちますね^^♪
船体が完全に揚がった状態での潜水艦の撮影は海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)でのランドマークとなっているゆうしお型潜水艦SS579あきしお以来です(*´▽`*)

「せいりゅう」より南側の岸壁にはおやしお型潜水艦が停泊していました。
セイルに取り付けられた吸音タイルが付け替えられているのが分かります。
この吸音タイルの取り付けは欧州では接着剤を使用するようですが、海自ではボルトで留めているとのことです。

「せいりゅう」と謎のそうりゅう型潜水艦が向かい合っています(*´▽`*)
陸揚げされている潜水艦の艦名の予想はつきますが、ここでは記載しないことにします。

低速で進んでくれたおかげで、思う存分にシャッターを押すことができました(*´▽`*)
その後、三菱重工神戸工場も後にします o(・ω・o)=з=з

三菱重工神戸工場の南側に位置しているのは、こちらの和田岬です^^v
たまにこの和田岬であろうアングルから撮影している人を見かけますが、ここは普通に入ることができるのでしょうか?
まぁ、他のミリオタさんとの交流の機会を考えると、私は兵庫突堤からがいいですね (*´▽`*)
Royal Princess(ロイヤル・プリンス)は航路通りに進んで行きます o(・ω・o)=з=з

写真では分かりにくいですが、神戸空港です^^
「せきりゅう」引き渡しの翌日には神戸空港所属のヘリコプターが横転事故を起こしましたが、操縦士2人は軽い怪我で済んだみたいですね。
なお、神戸空港はポートアイランド南側を新たに埋め立てた人工島場に開港した空港です。
もともと神戸沖は関西国際空港の建設予定地として名前が上がっていた所ですが、1970年代当時は革新勢力の力が強く、成田空港の建設反対運動や伊丹空港の騒音訴訟もあった頃で否決され、関西空港は泉州沖への建設が決まりました。
しかし、1980年代になると空港に対する民衆の意識が変化し、伊丹では空港の存続を求める声、泉州では新空港の建設推進論、そして神戸では掌を返したように神戸沖への空港誘致の声が高まるようになります。
そして阪神・淡路大震災後、神戸への新空港建設計画は急速に具体化し、1999年に着工されました。
が、利用客数は開港時の需要予測の半分に留まり、管理収支は実質赤字が続くという状態で先行きが全く見えていません。

神戸市内で一番の規模を誇る、学校法人神戸学院大学と兵庫医療大学、夙川学院短期大学の建物です。
キャンパスの西側の「ポーアイしおさい公園」には大型客船が接岸できる岸壁があり、海外からの客船が接岸すると大学内にCIQ(税関:Customs、出入国管理:Immigration、検疫:Quarantine)の設備が臨時に仮設されるそうです。

ポートターミナルからポートアイランドに架かる全長319m、国内初めてのダブルデッキタイプの真紅のアーチ橋となっている神戸大橋です^^v
神戸大橋の側の岸壁に係留されている曳船(タグ・ボート)については下記URL先をご覧ください^^♪

神戸大橋を越えると、ポートアイランド側の岸壁に海上保安庁のつがる型ヘリコプター搭載型巡視船であるPLH07せっつが停泊していました。
その「せっつ」をよく見てみると。。。


米国の航空機会社であるSikorsky(シコルスキー)製S-76です(≧ω≦)b
ヘリ甲板に出され、整備されているのを見るのは初めてです!
海保が導入しているS-76にはC、C+、C++、D型があるようですが、写真のS-76がどれなのかは分かりません"(-""-)"


神戸ベイクルーズから撮影したQueen Elizabeth(クイーン・エリザベス)です(≧ω≦)b
10:45AMに乗船した方はどちらかと言うと、Queen Elizabeth(クイーン・エリザベス)目当ての方が多かったです(*´▽`*)
私は思う存分撮影していたので、一歩下がって客船マニアの方に場所を譲りました。

再び神戸大橋を通過して、出発地である中突堤へと向かいます o(・ω・o)=з=з
写真は神戸新港で、宮崎カーフェリー株式会社の所有する赤白の船体の「みやざきエキスプレス」が目立ちます。
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■諸表
総トン数:11,931t
全長:170m
全幅:27m
航海速力:25kt
最大出力:19,800ps×2基
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その反対側の岸壁には神戸新港-高松東港を結ぶジャンボフェリーが停泊していました^^
上記航路を4時間で結んでおり、船内はゆっくりと寛ぐことができる空間が広がっています。
船名は「りつりん2」で、「こんぴら2」の他数隻のジャンボエフェリーで航路を維持しているようです。

続いて、メリケンパーク沖へと進みます o(・ω・o)=з=з
最初に紹介した真っ赤な神戸ポートタワーと帆船を模した海洋博物館、半楕円形のメリケンパーク・オリエンタルホテル、高さ135mのホテルオークラ、これら一帯は神戸の港を代表する風景です。

一度はこの凄そうなホテルに宿泊したいものです^^
※3月末の料金で、約\22,000でした(苦笑)
舞鶴基地に何回行けることやら。。。
隣に停泊しているのはルミナスクルーズ株式会社により運行されている日本最大のレストラン船であるルミナス神戸2です!
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■諸表
総トン数:4,408t
載貨重量:1,019t
全長:106.0m
幅:16.0m
深さ:8.9m
喫水:4.8m
機関方式:ディーゼル
主機関:三菱重工業 8UEC33LSII×1基
推進器:1軸
出力:5,870PS
最大速力:19.3kt
航海速力:18.0kt
旅客定員:700名
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最後に神戸ハーバーランドの風景を撮影して、神戸ベイクルーズを終えました^^/
神戸ハーバーランドはショッピング・アミューズメント施設が立ち並ぶウォーターフロントのお洒落な街です^^♪
「コンチェルト」は神戸ハーバーランドから出航するクルージング船です。
神戸ハーバーランドから神戸港を出て明石海峡大橋の近くまで船旅を楽しむ豪華なクルージングで、料理と音楽を楽しみながら優雅な一時を満喫するという庶民には近寄りがたい船です(笑)
神戸ベイクルーズを楽しんだ後は、先程の兵庫突堤へと向かいました o(・ω・o)=з=з
【潜水艦引渡式】SS508せきりゅうへと続きます(`・ω・´)ゝ