ヤフーブログの【投票】にて皆様に選んで頂きましたので、今回は阪神基地サマーフェスタ2017にて一般公開された、潜水艦救難艦ASR403ちはやの様子をご紹介致します(`・ω・´)ゝ
※「ちはや」だけでなく、阪神基地サマーフェスタ2017の様子も御一緒に^^♪

「神戸開港150周年」に関連したイベントとなっていますが、「神戸開港」は特に関係ありません(笑)
そう言えば、私が大学生の頃は「キッズサマーフェスタ」でしたが、いつから「サマーフェスタ」になったんでしょうね?
大学生はキッズではないと思うので、当時は参加を躊躇した覚えがあります(*´▽`*)

今回の一般公開の目玉である潜水艦救難艦の「ちはや」は、2年ほど前のFleet Week2017で撮影していました。
当時はヘリコプター搭載型護衛艦やミサイル護衛艦(特にイージス艦)にばかり目がいっていたので、「ちはや」や「くろべ」の外観だけ撮影して、木更津港に停泊していた「こんごう」や横須賀基地に停泊していた「あたご」の一般公開に参加しました"(-""-)"
今年の観艦式の予定は発表されているので、前回のようなFleet Weekが開催されるのか、今からでも楽しみですね^^♪

話を戻しますm(_ _)m
阪神基地には開門前から並んでいましたが、最近の自衛隊人気を甘く見ており、随分と人の列ができていたのを覚えています"(-""-)"
なので、正門→手荷物検査→「ちはや」へと真直ぐに向かっても、上記写真のような列ができています。
「止まれ」の標識は、誰に向けたものなのでしょうか?(苦笑)

いよいよ「ちはや」へと乗艦しますo(・ω・o)=з=з
上記写真の通り、舷梯を渡って「ちはや」の左舷中央から乗艦します(`・ω・´)ゝ
いつかはハインラインを使って、乗艦したいものです(*´▽`*)

いつもは格納庫に収容されているDSRV(Deep Submergence Rescue Vehicle:深海救難艇)ですが、一般公開のため(?)、昇降台の上に置かれていました。
製造元が同じなので仕方がないですが、先日川崎重工で発表されたAUV(Autonomous Underwater Vehicle:自立型無人潜水機)と見た目がそっくりですね(笑)
ちなみに、このDSRVは右舷後方から撮影したもので、推進器周りにあるシュラウド・リングが目立っています。

前級の「ちよだ」同様に船体中央下部には、DSRVを運用するための艦底閉鎖装置が設けられています。
その開閉方法について、スライド式や内開き式等の構造が検討されましたが、救難という任務に求められる確実性から、外開きによる観音開き方式が採用されたとのことです。

船体中央から船首方向を捉えました^^/
3層分の高さがあるので、広々としています(*´▽`*)
天井部にはDSRVを格納庫に収容するレールが敷かれているのが分かります。

順路に従い、一度左舷側の通路に出ますo(・ω・o)=з=з
頭上にある膨張式救命筏は、他の艦艇と同一のものを搭載していました。
真直ぐ進むと、艦橋構造物付近まで延長された船首楼を備えた甲板に辿り着きます。
一層分高いようですが、そうなると、今立っている場所は第何甲板になるんでしょうね。

艦橋内部へ入りますo(・ω・o)=з=з
丁度、左舷ウィング下にある扉からです。
艦内通路には写真の通り、2000年3月に就役してから今までの活動を称える盾が掲げられていました(*´▽`*)

続いて、実働した救難作業の実績です(#^^#)
隣の作業一覧を見ると、ある行に目が留まりますm(_ _)m

2001年2月10日に発生した、米海軍原子力潜水艦USS SSN772 Greeneville(グリーンビル)に衝突され、救助もされずに沈められた事件。
えひめ丸は宇和島水産高等学校に所属する漁業練習船で高校生が亡くなっているのに対し、原潜は民間人が操船していたという噂もあり、救助活動もろくにされなかったそうです。
いろいろと考えさせられる事件ですねm(_ _)m

どういうルートで上がってきたかは覚えていませんが、艦橋横の右舷ウィングです。
目の前にあるのは、65式12cm双眼鏡で主に航海時の見張り用として使用される双眼鏡です。
その性能は、倍率20倍で実視界は3.4度、対物レンズの直径は名称の通り12cmなので、高倍率でも明るく見ることができます^^/
ちなみに手持ち双眼鏡は倍率8倍とのこと。
また、見張り時には通常見張と戦闘見張、霧中見張の3種類があり、戦闘見張では通常見張よりも広い範囲を、霧中見張では通常見張よりも狭い範囲を見張るようです。

右舷ウィングより、後方を捉えました^^
戦闘艦艇ではないので、RCS(Radar cross-section:レーダー反射面積)が大きい垂直の上部構造物となっています。

「ちはや」の艦橋内。
人でごった返しているので、何が何やら分かりません(苦笑)
この上には、RIC(Rescue Infomation Center:救難指揮所)があり、救難支援用の機器が並べられているとのことです。
いつかは見学したいですね(*´▽`*)

赤と青で分けられた、2等海佐を表す艦長席です。
当時は笹尾謙一2等海佐が艦長を務めており、元SS584なつしおの艦長をされていた方になります。
伺った話によると、潜水艦救難艦の艦長は、元潜水艦艦長が任されているらしいです^^v
現在の艦長である野田益弘2等海佐も、今でいう練習潜水艦のTSS3609みちしおの艦長をされていた方なので、信憑性は高そうです^^♪

艦橋から「ちはや」の錨甲板を眺めてみました^^
補助艦艇は建造費を下げるため、商船構造となっています。
そのため、揚錨機も民生のものを使用していると思われます。

よく見ると、「ちはや」乗艦の列が凄いことになっています(苦笑)
早めに並んでいて良かった。。。(*´▽`*)

戦闘通路の配置や錨甲板中央のハッチが気になりますが、人が多すぎて隊員さんに疑問をぶつけられず。。。orz
やはり人がいない特別公開か、人気のない場所の方がゆっくりと隊員さんとお話しできますね( 一一)
続いては、艦橋後部にある蓄電池・充電装置室に進んでいきますo(・ω・o)=з=з