【引渡式②】潜水艦救難艦ASR404ちよだ@三井造船玉野事業所

上記の続きで、【引渡式③】では新「ちよだ」のディティールを見ていきたいと思います(#^^#)

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艦番号の手前にいる車両は株式会社T&TのL.E.Dハイビジョンで、引渡式の様子を見れない人はこのモニターを通して見ていました^^

ASR404ちよだは、AS405ちよだより全長も全幅も若干大きくなっており、ASR403ちはやと同スケールとなっています。

※共に全長128.0m、全幅20.0mで排水量はASR404ちよだの方が若干大きい。

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艦種部分です^^/

主錨は近年の海自艦艇に多く見られる、アドミラルティー型となっています。

なお、護衛艦とは違い、アンカーヘッドはありません。

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艦番号と主錨です^^v

艦種付近の舷側には、アイが二列に渡って溶接されています。

これはロープ遠しの環で、このアイにロープを通して、帰港時に艦首付近の化粧直しをするそうです。

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喫水部分。

まだDSRV(Deep Submergence Rescue Vehicle:深海救難艇)やROV(Remotely Operated Vehicle:無人探査機)が搭載されていないため、喫水は上がっています。

関係者の話によると、出港後は川崎重工神戸工場に寄り、DSRV等を搭載してから定係港となる横須賀基地へと向かうようです^^v

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「ちよだ」の揚錨機です^^

この角度からのため分かりにくいですが、近年の流れで、補助艦艇は商船構造にして建造費を抑えているので、写真の揚錨機も同様かと思われます。

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続いて、上部構造物について見ていきます(`・ω・´)ゝ

艦橋下にある舷窓は、司令室、司令公室、艦長室が置かれている模様。

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上部構造物を真横から捉えました(#^^#)

艦橋ウィングから第一甲板まで外階段を通して渡れるようになっており、この構造は「ちはや」と同様です。

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角度を変えて撮影します。

上部構造物側面に溶接されている柵状のものは、上部構造物側面の化粧直しの際に足場として利用されます。

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「ちよだ」に乗艦するために使われる舷梯(ラッタル)です^^♪

護衛艦や練習艦では艦のマークが入っていることもありますが、「ちよだ」ではどうなるのでしょうか?

そもそも補助艦艇に部隊マークはあったっけ?

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勿論、「ちよだ」のマストも見ていきます(`・ω・´)ゝ

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既存の潜水艦救難艦・潜水艦救難母艦と外見上最も異なるのはマストになります。

旧「ちよだ」、「ちはや」はトラス構造を採用しているのに対して、新「ちよだ」は海洋観測艦「しょうなん」と同様の塔型です。

「しょうなん」も三井造船玉野事業所で建造されたので、同様の設計になっているのかもしれません(#^^#)

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マスト上部から
方位測定アンテナ?
航海灯?
曳航灯?
UHFアンテナ
状況灯?

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マスト上部から
OPS-18-1 対水上捜索レーダー?
?? 対空捜索レーダー?
UHFタブレットアンテナ
汽笛

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右側から
タブレットアンテナ
風光風速発信器

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左側から
風光風速発信器
UHFアンテナ

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マスト下部にはフラットが設けられており、前面にUHFアンテナが設置されています。

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艦橋天盤にも多くの通信機材が置かれています^^v

写真左側の航海灯マストが備えられており、上二つが航海灯、下がマスト灯のようです。

それ以外にもM-AT-101無指向性アンテナの姿を確認することができます。

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「ちよだ」上部構造物中央を横から撮影^^/

上部構造物中央に大きく開口しているセンターウェルには、新型のDSRVが搭載されます。

林立するラムテンショナーが潜水艦救難の外見上の大きな特徴となっています(#^^#)

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ラムテンショナーの側にはNORA-7 スーパーバードD衛星通信アンテナとNORQ-1 スーパーバード衛星通信アンテナのレドームが置かれています。

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続けて、上部構造物後部を見ます^^v

主機は「ちはや」と同様のディーゼルとなっており、燃料タンクを大型化して高速航行でも十分な航続距離を有し、救難海域等の目的地に早く着けるようになっています。

そう言えば、作業艇はまだ搭載されておりません。

RHIB(Rigid-Hulled Inflatable Boat:複合艇)や揚収用クレーン等は近年の護衛艦にも見ることができる装備です。

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ヘルメットを被っているのは、メディアや関係者の方々です^^

「ちよだ」の出港が近付き、散っていた人たちも集まってきました(#^^#)

三井造船の作業員が「ちよだ」の係留索を外し。。。

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錨甲板にいる隊員さんが引っ張ります(`・ω・´)ゝ

中には女性自衛官の姿も見られます。

全ての係留索が外れ、「ちよだ」がゆっくりと動き始めると。。。

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隊員さんたちの帽振れを見ることができました(*´▽`*)

艦橋横のウィングにいる、赤いストラップを掛けている方が艦長の布田英二一等海佐と思われます。

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自衛艦旗をはためかせて、「ちよだ」が出港していきます^^v

この後左に進路を切ると聞いていたのですが。。。(苦笑)

次回に続きますm(_ _)m

【出港】潜水艦救難艦ASR404ちよだ@三井造船玉野事業所